考察の原点。

私の悪いところは、この世の著名人に必要以上に影響されている事でしょうか。その為に皆様に御心配や、時に誤解を与えているであろう事には、大変申し訳なく思っております。私は、なるべく私情を避け、淡々と考察を展開するつもりでいたのですが、今日は、どうしても私の考察の原点を書きたいと思います。

時に、多くの事柄とは諸刃の剣のようでもあり、ヤヌスのような二面性でもあり、正しいと思い込んでいた物事の答えが、実は真逆にある事もあるでしょう。これは冗談で申しているのではなく、私はあらゆる懐疑心であふれています。

多くの親は、少なからず子供の為なら全力を尽くすでしょう。そう、金銭であろうが労力であろうが、子供が立派に育つためには労を惜しまないでしょう。また子供が、この不穏な社会という荒波を乗り切れるように、持てる限りの知恵や知識も教えるはずです。


そう考えた時に、私は、なんて日陰にて水や養分を与えられる事なく育てられたのだろうかと、最近でも頻繁に回顧してしまいます。父親に、場外馬券場か立ち飲み屋以外は、どこかに連れてってもらった記憶など殆どなく、何かを教えられた事もひとつも記憶にはありません。

それどころか、酒乱の父にどやされたり暴力を振るわれたりと、いい思い出などはひとつもありません。父の父、つまり祖父なのですが、その寝込みがちな祖父か私に、その怒りの鉾先は向けられました。

ある日の事、父は祖父に激しく暴力を、特に蹴りを入れていたと思います。その数日後に祖父が亡くなった事から、子供ながらに死因は想像できました。

三種の神器という家電やらマイカーを手にする家庭が急増し、高度成長期の余韻が強く感じられる1980年前後に、私はいつ殺されるかも知れないという、それなりの戦場にいたと、大袈裟に言えばこんな幼少期だったと思います。

父は、今笑っていたかと思うと急に怒り出し、怒っているかと思えば、いきなり上機嫌に変わるなど、この顔色を見分ける訓練が、考察を逆に構えるというよい機会となったのでしょう。

また、先ほども書きましたように、世の中で生きる術を何ひとつとして教えてはくれませんでしたから、全て自分で考える他はありませんでした。生きる術どころか、父の機嫌を損ねようものなら命の危険もありましたから、文字通り命がけで、考察・裏読みをする習慣が身に付いたのでしょう。


それで今思う事とは、それなりに親に大切にされ教えられた子供達が大人になって、何を考えているのか。もっと言えば、正しい聖書観で育てられたであろう二世・三世らに、真の考察者はいるのだろうかと...


冒頭に、私はあらゆる懐疑心であふれていると書きましたが、教育を施されるよりも、無学の者の方が優れた考察力を発揮できる可能性がある事もあるのだろうと、皮肉を込めてみました。

しかし、無学とは嘘であって、結果論かも知れませんが、私は父から多くを学びました。


そう私には、父の、なにもしない事こそ最高の教えであったと、そう感謝しています。


変に多くを教え込もうと躍起になると、子供は教えられるのが当たり前となるケースもあるでしょうし、その結果が、固定観念への執着なのでしょう。頭が良いのと、洞察力は別物でしょう。いくら頭が良くとも、ニコラ・テスラのようにサタニストに取り込まれてしまえば、その人はまだ無学であったほうが幸せであるのです。


幸い私は、固定観念が少ないほうだと思っています。幼少期は非常に苦しみましたが、今の私の考察の原点を考えれば、やはり父にも感謝したいと思います。


また、小学校4年の時に母が夜逃げに連れ出してくれた事にも感謝しています。なによりも母が優しい人でしたので、酷い父にも素直に感謝できるのだろうと思います。


さて、このような経緯もありまして、救いと申しますか、世の中のあらゆる事柄に興味を抱いてもみたのです。教育を施そうとする大半の親が失敗するように、逆に、神学の観点からみると偽りであるかのような哲学を、その哲学を逆に振れないかと試みてみました。

しかし大半の哲学は、無意味な迷路への入り口なのでしょう。しかし、全ての事象を言論化できないかと奮闘する哲学者が本当にいるのであれば、エールを送る意味でも、私は全ての哲学を否定する事をやめました。


繰り返しになるでしょうが、愛の定義など、分かりやすい聖書の教えを、親から教えられる子供達の考察力に限界があるのであれば、分かり難い哲学を学ぶ人間とて、同じジレンマという意味でイコールであるかもしれないし、どちらかに>こう傾く可能性だってあるでしょう。


親は子供に、どのように聖書を教えるべきなのでしょうか?

この至極簡単な質問に対して、真の意味で成功した親が何人いるのでしょうか?

私の懐疑心は、まだまだ続くでしょう...

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