鎖国するアメリカ

現代貨幣理論(MMT)の一番の目的はと考えれば、アメリカによる鎖国であろうと思いましたので、本日はこのようなタイトルとなりました。米下院議員のオカシオ・コルテスや、アメリカの経済学者であるステファニー・ケルトンに続けとばかりに、日本でもごく一部の政治家や経済学者などがMMTを行うべきだと主張しています。

そこで私は、MMTに付いて論じる人やら、つまり組織という勢力別に考えてみました。まず初めに前々回の記事にも書きましたように、労働者の代弁者のようなオカシオ・コルテスがMMTを提案するのに対して、アメリカのノーベル賞学者らが反対する構図があります。それは日本でも同じで、三橋 貴明氏や藤井 聡氏などが賛成するのに対して、財務省やら安倍政権が反対する構図です。

三橋 貴明氏や藤井 聡氏といえばチャンネル桜に頻繁に登場する論客です。また彼らほどではないにしても、大西 つねき氏は、増税をせずに国債発行だけでまかなえる点ではMMTを推奨しているようです。そしてこの太西氏は、山本 太郎氏の令和新撰組から出馬を希望しているのです。山本 太郎氏といえば、三橋 貴明氏と共に「絶対にTVでカットされる国債の真実」という動画から、この国債発行のカラクリを通して財務省やら現政権を批判していましたね。


[2019.6.03放送]週刊クライテリオン 藤井聡のあるがままラジオ(KBS京都ラジオ)
https://www.youtube.com/watch?v=rLOT-bn-Uj4


「日本の未来を考える勉強会」ーMMTの真実〜日本経済と現代貨幣理論〜ー令和元年5月15日 講師:京都大学大学院教授 藤井 聡氏
https://www.youtube.com/watch?v=s2Uj-_RolsY


「日本の未来を考える勉強会」ーMMTポリティクス〜現代貨幣理論と日本経済〜ー令和元年5月17日 講師:経世論研究所 所長 三橋 貴明氏
https://www.youtube.com/watch?v=CMLYpWlQp1E&t=1788s


この彼らとは連携してはいないものの、やはり負け組の味方という森永 卓郎氏に至っては、MMTで増加したマネーストックの中から1人7万円、2人家族なら14万円をベーシックインカムとして支給したらいいと提案しています。


【森永卓郎】世界経済危機で反緊縮が躍進?節度のある金融緩和とMMT?ベーシックインカム導入で話が変わる?2019年5月
https://www.youtube.com/watch?v=wNwvDOOorb0


つまり上記の人達がインフレ率を3~4%に抑えられるのならMMTをやるべきだと述べたり、三橋 貴明氏やオカシオ・コルテスは、この日本で幾らマネーストックを増やしてもインフレにはならないし、現にデフレ状態のままではないかと、だからMMTをやるべきだというのです。

いや、私はそうは思わないし、このMMT推進が仕掛けられたトレンドではないかと考えています。

もうお分かりのように、明治以降の国債発行によるマネーストックの増加を考えますと、すでにMMTは行われてきたのだといえるでしょう。ただ1991年辺りからは、銀行の貸し出し比率とGDPが頭打ちにもかかわらず、必要以上にマネーストックを上昇させた事が問題だし、GDPが頭打ちという大義をいいことに国債発行残高を増やしてきた事が問題なのです。もっとわかりやすい例では、リーマン・ショックにて金融資本主義は終焉しなければならなかったのに、そのマネーストックを増やしNYダウを買い支えてきた事に問題があるのです。

リーマン・ショック直前の2007年にはNYダウは14000ドルという当時の史上最高値を付けたものの、2009年には6470ドルという大暴落を演じました。しかし、下記チャートをみても2013年には2007年の高値である14000ドルを抜いてきて、2018年10月にはなんと約27000ドルにまで暴騰してきたではありませんか。

資本主義の終焉だろうが喜んではいられない。
https://internetviking.at.webry.info/201903/article_2.html


14000ドルだって法外に高い値段なのに、FRBによる資産買い入れという名目により27000ドルにまで暴騰させる理由がどこにあるのでしょうか。その理由としては、現代版の世界大恐慌を演出する為の高値でもあるのでしょうが、現実として増加させたマネーストックが主にこのFRBによるNYダウの買いに回されているのでしょう。

上記に上げたMMT推進論者ではなく、私は、MMT推進という仕掛けられたトレンドとは無関係であろう西山 幸四郎氏の話に注目しています。この西山氏によると、トランプの貿易戦争の着陸点とは米ドル安であろうし、アメリカは鎖国政策に向かっているという大変興味深いことを述べています。

ただ西山氏にしても、聖書の希望を知らないでしょうから、グローバリズムに抵抗するトランプの出現は必然であると、トランプの政策を褒めちぎっているのは頂けませんが、それもやむからぬものだとしておきましょう。



時間の関係で次回に続きます。

この記事へのコメント

黒ネコのダンゴ
2019年06月10日 21:52
こんばんは。
 
梅雨入りし憂鬱な気分になりがちですが、この雨のお陰で放浪猫のにぃにが家に長くいてくれて嬉しいです。
野良の成猫なのでトイレの躾けがなかなか難しく、先日は義母の布団に粗相してしまいました。(^_^;)
毎度おなじみのスレチコメですみません。
 
脈絡を上手く繋げられず、纏まりないのですが
 
当記事にある「聖書の希望」。
私を含め、未だ聖書について不勉強な者にとっては「聖書の希望」を知り、理解する事で目が開かれるのかな?と言う思いです。
黒ネコのダンゴ
2019年06月13日 19:36
何やらカナダのコロンビア大の研究チームがA型血液をO型に変える方法を開発したとか。
輸血促進がベースですね。
うわ〜、気持ち悪っ!
エルブ
2019年06月13日 21:12
バイキングさん、遅くなりましたがスレお疲れ様です。

このMMT推進派と反対派の構造も両建て的ですね。

MMTで検索したら出てきた浜矩子教授はネットで『紫』BBAとか言われていますが、この方が『紫』色に拘るのも関係あるのでしょうかね?


浜矩子「財政赤字容認論『MMT』、通貨の大量発行政策は理解できない」
https://dot.asahi.com/aera/2019060500023.html?page=1
AERA dot.



黒ネコさん

サタニスト・マッドサイエンティストは本当に血と臓器がお好きですね(;一_一)
エルブ
2019年06月13日 21:13
ホルムズ海峡付近で日本関連の2隻の船が攻撃された報道を受け、13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は急反発し、指標の米国産標準油種(WTI)の7月渡しが一時1バレル=53ドル台に値上がりした。
12日の終値は前日比2.13ドル安の1バレル=51.14ドルと、1月以来の安値水準だった。

船のエンジン近くに砲弾を受けたと報道されていますね。


NY原油、急反発53ドル台 供給不安が広がる
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00000178-kyodonews-bus_all
共同通信

【速報】日本のタンカー攻撃される 中東・ホルムズ海峡付近で
https://www.fnn.jp/posts/00419225CX/201906131913_CX_CX
FNN PRIME

タンカー外板に貫通の形跡、砲弾か【日本のタンカーに攻撃 速報中】
https://this.kiji.is/511836505934349409
共同通信
エルブ
2019年06月13日 23:03
最近また田中貴金属工業など金(ゴールド)のCMを見かける様になりましたね。
インターネットバイキング
2019年06月14日 19:46
エルブさん

私も浜矩子氏の考えと同じです。しかし仰るように両建てかもしれませんね。両方を天秤にかけるのが資本主義のルールですからね。しかし大多数の貧困層という有権者は、生活の安定を思い、無限に発行できる国債の恩恵たるマネタリーベースの増加を選ぶでしょう。
インターネットバイキング
2019年06月14日 19:50
確かにタンカーへの攻撃で一時的に53ドル台に上昇しましたが、現在は52ドル丁度近辺で、いかに貿易摩擦などを含む経済の先行き不透明感を市場は意識しているようです。

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